自己破産したら車は残せる?

2025/11/27 ブログ
自己破産したら車は残せる?

自己破産したら車は残せる?

【ローンあり・なし・仕事で使う場合まで徹底解説】

 


「破産したら車は没収されるの?」

「仕事で使ってるから残したい…」

「名義とローンの関係がよくわからない」

自己破産の相談で“家の次に多い不安”が、この「車」の問題です。


結論からいうと、
車が残せるかどうかは【ローンの有無 × 車の価値 × 名義】で決まります。


この記事では、
できるだけシンプルに“残せるケース・残せないケース”を解説します。

 

 


 

【1】車のローンが残っている場合:原則、残せません

 

もっとも誤解が多い部分なので、先に結論を。


① 車のローンが残っている

② 車の名義がディーラー・信販会社になっている

この場合、自己破産に入ると
車は引き上げ(返還)となるのが原則です。


理由はシンプルで、
ローン会社が車を“担保”としているため。

破産手続に入ると返済を続けられないため、


● ディーラー


● 信販会社


が車を引き上げます。

 

 

【よくある誤解】

● 「名義が自分だから残せる?」 → ? 名義だけでは判断できない


● 「支払いがあと数回ならいける?」 → ? 完済前なら引き上げ対象

ローンが残っている限り、“ほぼ確実に引き上げ”になります。

 

 


 

【2】ローンが完済している場合:価値しだいで残せることが多い

 

次に多い質問がこれ。


車のローンがない

名義も自分


この場合、
車は財産として扱われるため「価値」で判断されます」。


【残せるライン(目安)】

● 車の査定額が概ね 20万円以下

→「自由財産」として処分対象にならないケースが多い


【残せないライン(目安)】

●査定額が 20?30万円以上

→ 売却対象になる可能性が高い

※地域・裁判所・管財人により基準に揺れがあります。


軽自動車・古めの車
→ 価値が低いため残せるケースが多い


新しめの普通車・人気車種
→ 売却対象になることが多い

 

 


 

【3】仕事で車が必要な場合はどうなる?

 


「車がないと仕事ができない」

というケースも少なくありません。


結論としては、

職業上の必要性があっても、ローン車は残せない
→ 担保があるため例外は非常に難しい


ローンなし・低価値の車は残せる可能性が高い
→ 仕事用だから特別扱い…ではなく“価値基準”で判断される


どうしても必要な場合は、手続前の相談が必須
→ 個別事情の説明次第で扱いが変わることがあるため

 

 


 

【4】車を残したい場合の選択肢

 

「どうしても車がないと困る」という人に向けて、
現実的な選択肢は以下のとおり。


A:手続前にローンを完済しておく
※ ただし“資産隠し”と誤解されないよう要注意
※ 必ず事前相談が必要(勝手に完済はNG)


B:家族名義の車を使う
→ 本当に家族の所有であれば問題なし


C:破産ではなく“個人再生”を選ぶ
→ 車を残せる可能性が高い(要収入・要条件)


D:破産後に“低価値の中古車”を買う
→ 手続後は車の購入自体は問題なし
→ ローンは組めないので現金購入のみ

 

 


 

【5】車検証(名義)は必ず確認しておくべき

 

「自分の車だと思っていたら、名義がディーラーだった」
というケース、実はめちゃくちゃ多いです。


車検証の「所有者」欄をチェック


● 所有者:自分 → OK(価値基準で判断)


● 所有者:信販会社・販売店 → ローン残あり(引き上げ対象)

 

 


 

【6】まとめ:車が残せるかは“ローン × 名義 × 価値”で決まります

 

● ローン残 → ほぼ確実に引き上げ


● 完済済み → 価値20万円以下なら残せることが多い


● 仕事で必要でもローン車は残せない


● どうしても残したい場合は事前の相談が必要


● 名義は車検証で確認が必須

 

車の扱いは、
住まいの次に大きな生活基盤です。


破産を検討する前に、
「自分の車はどのタイプか」を
一度しっかり整理しておくと安心です。

 

 

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