借金の返済を滞納してしまったら?再スタートのために今できること
借金の返済を滞納してしまったら?再スタートのために今できること
1.滞納=すぐに「契約解除」ではない
「返済日を過ぎてしまった」「1回払えなかった」——
そんなときも、すぐに契約が無効になったり、取り立てが再開されるわけではありません。
ただし、滞納を放置すると“遅延損害金”が発生します。
これは契約時の利息よりも高い利率(おおむね年率20%前後)で設定されており、
支払いが遅れるほど元金が減りにくくなります。
まずは落ち着いて、どの業者の返済が遅れたのか・何日分なのかを確認しましょう。
短期間であれば、まだ立て直せる可能性は十分あります。
「少しくらい遅れても大丈夫」ではなく、
“遅れた分をどれだけ早くリカバリーできるか”が大切です。
2.滞納が続くとどうなる?
返済を滞納したままにしておくと、次のような流れになります。
・ 債権者から督促や連絡が入る
・ 一定期間(1?2か月)経つと「延滞情報」として信用情報に登録される
・ 長期滞納が続くと、契約の強制解約・債権回収会社への移行などが起こる
つまり、**滞納の放置=“信用情報に傷がつく”**ということです。
早い段階で対応すれば、被害を最小限に抑えられます。
3.滞納後にすぐやるべきこと
① 借入している業者に連絡
→ 「いつ・いくら払えるか」を具体的に伝えましょう。
無断放置より、誠実な対応の方が印象が良くなります。
② 遅れた分をできるだけ早く入金する
→ 一部でも支払いの意思を見せることで、信頼を保てます。
③ 原因を整理する
→ 「収入減」「支出増」「振込忘れ」など、再発防止のために状況を明確化します。
4.どうしても払えない場合は?
返済の見通しが立たない場合は、
弁護士・司法書士への相談を検討するタイミングです。
・ 債権者との再交渉(任意整理)
・ 返済計画の見直し(個人再生)
・ 法的整理(自己破産)
状況に応じて、無理のない形で立て直す方法があります。
まとめ
・ 滞納しても、すぐに終わりではない
・ 放置せず、連絡と入金で信頼をつなぐ
・ 返済が難しいと感じたら、早めに専門家へ相談を
「滞納=終わり」ではありません。
今日からでも、立て直しの第一歩を踏み出せます。
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司法書士事務所ユナイテッドフロント
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