債務整理中に収入が減ったらどうなる？返済を続けるための現実的な対処法 | 東京で債務整理を承る司法書士事務所がお得な情報をブログにて配信しております

債務整理中に収入が減ったらどうなる？返済を続けるための現実的な対処法

1．収入が減っても、すぐに「延滞＝破綻」ではない

「収入が下がった」「ボーナスがなくなった」——

そんな状況になっても、すぐに返済が止まるわけではありません。

債務整理は、依頼した事務所が返済計画を立て、
無理のない範囲で支払いを続けられるように調整してくれる手続きです。

とはいえ、生活環境や収入の変化によって
「当初の返済が厳しくなってきた」と感じることもあります。

その場合は、早めに事務所へ現状を伝えることが大切です。

「少し様子を見よう」と放置せず、
状況を共有することで新たな解決策が見えてくることもあります。

2．任意整理・再生・破産で対応は異なる

債務整理の種類によって、収入が減ったときの対応は異なります。

・ 任意整理の場合
 　→ 返済が厳しくなったときは、債権者と再交渉できるケースがあります。
 　　 返済期間を延ばすことで、月々の負担を軽くできることも。

・ 個人再生の場合
 　→ 裁判所に「再生計画変更の申立」を行い、
 　　 返済額を見直すことが可能です（ただし一定の要件あり）。

・ 自己破産の場合
 　→ 手続き中に収入が減った場合は、
 　　 担当弁護士・司法書士に報告が必要になることもあります。

3．やってはいけない対応

・ 無断で支払いを止める
 　→ 延滞扱いとなり、再交渉が難しくなります。

・ 新たに借りて補填する
 　→ “借金で借金を返す”悪循環に逆戻りします。

・ 黙って放置する
 　→ 督促再開や契約解除の原因になります。

「払えない」と感じたら、その時点で動くことが大切です。

4．収入減少時の具体的な動き方

① 依頼している事務所へすぐに連絡する
 　→ 状況を共有することで、返済スケジュールの調整や再交渉の可否を判断してもらえます。

② 現在の支払い可能額を整理する
 　→ 家計簿や通帳を見ながら、「毎月いくらまでなら払えるか」を明確に。

③ 必要に応じて再和解や条件変更を検討する
 　→ 債権者との調整で、無理のない返済に変更できる場合もあります。
 

まとめ

・ 債務整理中に収入が減っても、すぐに破綻ではない

・ 放置せず、依頼中の事務所に早めに相談する

・ 延滞する前の相談が、生活を守る最善の一手

「払えなくなってから」ではなく、「払えそうにない」と感じた時点で。

早めの連絡が、再スタートを守る鍵になります。

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